チャネィング‐歴史の起原
チャネィングを行う人たちによると、それは現代的な隆霊術であるといいます。チャネィングは昔から人間が霊界から助言を求めるときに使われてきました。古代ギリシャやローマ時代に巫女が運命の女神に助言を求めたようにです。聖書では、昔の人たちがささやきつぶやく巫女や魔術師に伺いをたてる、と言っています(イザヤ8:19)。ある説によると霊的な現代ルネッサンスはエマニュエル・スエーデンボルク(1688−1722 多くの賛同を得た)によるといわれています。アメリカの霊媒者、ケイトとマーガレット・フォックス姉妹は1848年に活動を始めました。姉妹は最近死亡した人から、テーブルの上をコツコツと音を立てて歩いたり、アルファベットを使った心霊叩音でメッセージを受け取りました。今日チャネィングは流行していますが、ハリウッド映画界がその流行を助長したと言って良いでしょう。シャーマニズム、ブードゥーを含むその他のニューエイジ・グループはチャネィング儀式を用いています。
チャネィング‐その慣わしと信条
チャネィングの慣わしと信条はさまざまで、その手段としてタロットカード、オウジャボード、催眠法が用いられます。霊媒者がタロットカードを読み、霊がカードによって情報を交信するのを待ち求めます。霊媒者が催眠法を使うとき、彼らは周囲を意識していません。後に彼らを通して霊が何を語ったかを告げます。
チャネィングの慣わしと信条、そしてメッセージはそれらのチャネルを通して伝えられるので、宇宙を創造された全能の神は唯一ではないということに基づいています。また多くの意識の層があり、多くの霊がそれぞれ異なった進化と段階にあると説明しています。
チャネィング‐クリスチャンの応答
神さまはチャネィングを行なうことについてどういっているのでしょうか。聖書は、初めに神は宇宙を創造された(創世記1:1)といっています。つまり神は、目に見えるものと、また見えないものと宇宙に存在する全てを、時間と空間の外側から創造することができるということです。神は御自分の創造された創造物には属しません。神はどこにでも存在しているというのは真実ですが、全てが神なのではありません。
十戒の中で神がこういっています、“あなたがたはわたしをおいてほかに神があってはならない”(出エジプト20:3)。この記述によると、他に神のようにふるまう霊が存在することがほのめかされています。この霊たちは神によって創られたにもかかわらず後に神に逆らい罪をおかしたのです。霊媒者によって霊が語ることを求める人たちや、自分を通して霊に語らせる霊媒者たちは、これらの霊が神であると思っているので、第1の戒めを破っているのです。
未来はまだ起きていません。この先がどうなるかを私たちに告げる力を持つ者は地上には存在しません。未来に対して希望を持つために、またしっかりとした決断をするための知恵を得るために、さあ、今私たちは宇宙を創造された真の創造主であり私たちの未来を知っている唯一の神のもとに帰ろうではありませんか。
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