ブードゥー教 ‐ 歴史
ブードゥー教はアフリカの奴隷によって西海岸に運ばれて来ました。日常生活に於いて無数の動物の霊を礼拝する慣習で1724年ハイチからスタートしたと信じられています。この慣習は多くのカトリック聖徒とその儀式が入り混じっています。1804年キューバの改革で国を追放されたキューバ人農場主たちが奴隷と一緒にルイジアナ州近辺に住み着いたのが最初のアメリカ上陸でした。
vodun, vaudin, voudoun, vaudoux、このようにブードゥー(Voodoo)には数多くの違った呼び名があります。昔からの慣習宗教の一つで信者の数は全国およそ8000万人に及びその数は増大しています。ブードゥーの無数の神々とは悪霊であり、動物の犠牲がささげられます(ペトロ- -黒魔術は人間を犠牲にする);ブードゥー教を実践する人たちはなぜ彼らの宗教が誤解されるのかを理解していません。
ブードゥーの慣習は雑多で秘密の言葉に没頭し、悪霊に取り付かれて踊り、そして祭司と女祭司が特別な食事をします。頭巾をかぶって踊る間死んだ祖先たちが生き返って歩きまわり、また悪霊に取り付かれて踊っている最中、踊り手に触れる者は違反者とされ殺されると信じられています。
タリスマン(お守り)は動物の頭か他の体の部分でブードゥーの神々の象徴とし、これらの像は霊的力が秘めていると信じられ薬と礼拝の目的で売買されます。参加者たちから悪霊を呼び集め呪文をかけたり、のろいをかける邪悪な側面があります。
ブードゥー教‐祭司と儀式
ブードゥーには男と女の祭司職があり、祭司職に入る段階には必ず儀式をします。彼らの主な働きは:病気を癒す、儀式を司る、宗教的儀式で霊を呼び出すかまたは霊をなだめる、新しい祭司または女祭司のための儀式を司る、未来を予告する、夢の説き明かし、霊を追い出す、守りの祈願、いろいろな目的に用いる薬作りなどで、好意的呪文から死の呪文まで、言うまでもなくこれら全てには高額な料金が請求されます。
ブードゥー教の多くの儀式には重要な品目が使用されます。地理的領域を司っている祭司は教区と呼ばれ、さまざまな品物が宮かまたはhounfortの祭壇に配列され、公共でのブードゥーセレモニーの場所は屋内または広場などで行なわれます。祭壇には、キャンドル、食物、ベル、旗、ドラム、聖石、ナイフなどの象徴的な物、または儀式的な品物などがささげられます。
ブードゥー教‐何を信じているのか
宇宙を創造した崇高な方の存在を認識してはいるが、そのお方は遠すぎて個人的に礼拝することができないと信じているため、カルト信者たちはロア、または祭司に彼ら自身の導きを得ようとします。ロアとは先祖の霊、動物、自然の力、そして悪と善の霊。
人が死亡した日から一年と一日目に血縁者が儀式を執り行うのが興味のある点です。人間には二つの魂があるとされ、一つは小さい善い天使(ti-bon-ange)もう一つは最も大きな善い天使(gros-bon-ange)といい、小さな善い天使は肉体の生命力であり、死後は最も大きな善き天使が宇宙に戻ると信じられています。小さな善き天使は平安な眠りを約束され、小さい善き天使をなだめるために雄牛のような大きな動物の犠牲をささげます。小さい善き天使がささげ物に満足せず平安な眠りにつけないと、その霊は永遠に地表に留まり他の人々に病気や災害をもたらすと信じられています。
ブードゥー教‐キリスト教と比較する
ブードゥーとキリスト教の違いは明確です。クリスチャンは神をなだめるために高価なささげ物をしたり儀式をする必要がありません。なぜなら神の恵みは、私たちの全ての罪を覆うようにとひとり子イエスをおくってくださり、そして悪に打ち勝ち、神の良いもので私たちを満たしてくださったと信じているからです。このように真の神を信じる人々は神と親密な交わりをする事ができます。神は兄弟よりも親密である(箴言18:24)。
神が、占い、予見、魔術に関わってはならないと自ら教えています(1サムエル15:22; 2歴代誌33:6; 2列王軌:22; ミカ5:12; ネヘミヤ3:4; ガラテヤ5:19)。これは偽りの父である悪魔から私たちを守ってくださる約束です(ヨハネ8:44)。キリストは私たちを死と悪の霊から救ってくださり既に勝利を与えてくださったのです。ブードゥー教は呪文を唱え神の怒りをなだめなければなりません。クリスチャンはただ勝利者イエスの名を賛美すれば良いのです(1コリント15:34−57; 1ヨハネ5:4−5)。
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